佐々木理恵子先生からのプライベートメッセージ
私が一番沢山持っているのは緑色です。緑系統だけでも廃盤になったものや使っていないものを含めると90色以上。それぞれの色は更に粒子の細かさによって色が変わるので大変な数になります。
なぜ使わない色に手を出してしまうのか?それは岩絵の具そのものの美しさや名前に心惹かれてしまうから。
草水晶ー宮沢賢治の物語にでも出てきそう。使いやすそうな色なのになぜか他の色の陰に隠れがち淡口鶸(うすくちひわ)ーかわいく明るい元気な小鳥。でも元気すぎて浮いてしまう冬松葉ー物語を感じる詩的な名前に惹かれて普段から使わない感じの色なのに手を出してしまった。
この中には学生の頃に買ったけれど未だ使われていないものもあります。でもきっといつか、いざという時に、作風やモチーフが変わった時に、気まぐれに、活躍する時が来るはず?
でももし来なくても存在するだけで美しくときめくもの、それが岩絵の具です。
佐々木理恵子
佐々木理恵子作品01
風薫る Ⅰ
技法 岩絵の具、水干、箔/麻紙
制作年 2017年
作品サイズ M50(72.5cm×117cm)
額寸 85cm×128.8cm×厚み5.8cm
備考 印、ともシール有
SOLD
「葉のまわりの空間も同じくらい主役」
ちぎり箔の空間は、射し込む光の移り変わりで箔の様子が千変万化し、青紅葉を彩る。
部屋の空気を爽快にしてくれる大作。
佐々木理恵子作品02
深緑
技法 岩絵の具、水干、箔/麻紙
制作年 2018年
作品サイズ P30(65cm×90cm)
額寸 75.3cm×101.2cm×厚み4.7cm
備考 印、ともシール有
SOLD
「青紅葉の森は鬱蒼として、森の影は静かで涼しい」
夏の日に出会った別世界を表現した作品。
佐々木理恵子作品03
緑さやかに
技法 岩絵の具、水干、箔/麻紙
制作年 2018年
作品サイズ M8(27.3cm×45.5cm)
額寸 36cm×54cm×厚み4.3cm
備考 印、ともシール有
価格 ¥300.000(税込価格¥330.000)※額代込みのお値段です
「青紅葉の姿は、そこにあるだけで美しい」
眼の近くまでのびる枝先の、爽やかな緑を描いた作品。
佐々木理恵子作品04
緑薫る
技法 岩絵の具、水干、箔/麻紙
制作年 2020年
作品サイズ 円形10号(径51㎝)
額寸 62.8cm×62.8cm×厚み5cm
備考 印、ともシール有
SOLD
四角いキャンバス以外の形にも描いてみたいと思い、
書院の丸窓から見た景色の印象を切り取った作品。
佐々木理恵子作品05
花暦 ―青紅葉―
技法 岩絵の具、水干、アクリル絵の具、箔/杉
制作年 2020年
作品サイズ 130cm×12cm×厚み9cm
額寸 現状のまま壁面に飾るための金具付き
備考 サイン有
価格 ¥800.000(税込価格¥880.000)※額代込みのお値段です
【額装について】
額装をご希望の場合は、お気軽にご相談ください。
別途お見積りにて制作いたします。
杉の角柱の3面に描かれた青紅葉が、いろいろな角度から立体的に見えてくる。
廊下や玄関に飾れば、移動しながら変わる景色を楽しめる作品。
佐々木理恵子作品06
木漏れ日 Ⅰ
技法 岩絵の具、水干/麻紙
制作年 2019年
作品サイズ S20(72.7cm×72.7cm)
額寸 82cm×82cm×厚み4.7cm
備考 印、ともシール有
SOLD
「葉を描き続けているうちにキャンバス上に空間がどんどん広がっていく感覚になった」
葉と枝のコントラストが、一層陽射しの明るさを感じさせる。
佐々木理恵子作品07
木漏れ日 Ⅳ
技法 岩絵の具、水干/麻紙
制作年 2019年
作品サイズ S6(40.9cm×40.9cm)
額寸 50.3cm×50.3cm×厚み4.3cm
備考 印、ともシール有
SOLD
心地よく外を眺めているような、部屋に窓が一つ増えるような作品。
佐々木理恵子作品08
秋の色 Ⅰ
技法 岩絵の具、水干、箔/典具帖紙、麻紙
制作年 2019年
作品サイズ 35cm×70cm
額寸 40.4cm×79.3cm×厚み4.3cm
備考 印、ともシール有
価格 ¥484.000(税込価格¥550.000)※額代込みのお値段です
極く薄い典具帖紙をちぎり箔の上に貼った作品。
箔のきらめきがしっとりとし、岩絵の具で描いた紅葉の鮮やかさが際立つ一点。
◆ 編集後記 ◆
先生は小学校の卒業文集ですでに画家になる!と書いていたそう。
きっかけは、国際絵画コンクールの入賞。
その時の副賞はなんとハワイとロサンゼルス旅行だったそうです!
アトリエからこんにちは 佐々木理恵子 vol.2 “不定形” 2020年9月