水野竜生 vol.1 “進め!”

2020.6.26

水野竜生 vol.1 “進め!”

2020年7月3日よりギャラリー桜の木軽井沢で、30年の画業を見渡す回顧展が開催される
水野竜生の「アトリエからこんにちは」です。

「Wonder Color」
アクリル/キャンバス S60(130.3cm×130.3cm)

 

“いろんな芸術のかたちがあるけれど、絵は、一瞬で人を幸せに出来る、
だから、絵を描こうと思いました。
でも、僕の場合は、考えて作った絵は、全然面白くないんです。
壮大に迷った末、気づきがありました。
僕が、心底、嘘無く、気持ちよく、無心で描いた絵は、
観る人にも気持ち良い絵になる。
そこから、なんでもあり、が信条になりました。”

水野竜生

外光派

現在、柏崎と東京のアトリエが拠点
“外光派“の水野竜生にとっては、車、も重要なアトリエのひとつ

世界中の土地土地で、最高の瞬間を待ち、雑念を廃して一気呵成に、
画材問わず描き上げる作品のキレの良さは、
世界のひとびとを魅了してやみません。
心を自由にする色、ヌケの良い筆あと。
くすっと笑ってしまう楽しさ。

その豪快な爽快さの秘密は、まずはリラックスして、
風景と一体になることにより、
とことん心の底から気持ちよく描いているから。

新たなスタイルに躊躇せず進む

“一瞬でひとびとを幸せにできて、見飽きることのない絵画”を目指して、
画家として立とうとした頃、頭で考えれば考えるほど
その理想からは遠ざかっていくことに気付いた、といいます。
“こう描かなくちゃいけない”“上手く見せたい”そういった、
自分を縛る考えから離れるための魔法の言葉は、『なんでもあり』。
そこから、毎年、毎年、新しいスタイルが次々と生まれていきます。

〇中国で建物を描こうとしたら、人が多すぎて、人を風景として描くように

〇人類の最も古いとされている文字、甲骨文字が面白くて、

針金のような人の絵と一緒に描くように

〇空を風景として描こうとしたら、だんだん頭が自分の内にあるものに
向かって行き、心象風景を発見、抽象画を描くように

作品に向かう時に留意すべき点は “水野作品には一点一点に五感の全てが
詰まっているので、同じ感覚をくれる絵には出会えない”ということと、
最初よくわからなかった絵画が、数年後に印象が深まり、
ワインやチーズのように“熟成”することがある、ということです。

最初首を捻っていたご主人が、数年経っていま一番好きな絵だ、
とおっしゃるようになった、というようなエピソードもよく伺います。

 3つの質問

Q.多くの作品は眼前に対象を見ながら描かれていると思いますが、
色彩構成は対象の持つ色から全く自由に、独自の色彩で描かれています。
意表を突かれる色の組み合わせが多いですが、
不思議と和洋中どのような空間でも、
掛けると馴染むものが多いように感じます。
この色彩感覚はどこからやってくるのでしょうか。
A.柏崎の自然に育まれました。日本海の海の色や山の緑の変化、
少し黄みがかった青空。雪の白。夜空の黒、季節ごとの花の色。
そこに、親しみのある、いろんな世界のものが彩りを加えたのだと思います。
『お寺』の荘厳な五金、『バレエ』の華やかな舞台、衣装や舞台美術、照明、
『ラジコン』の戦車や飛行機の色の組み合わせ、
こういったものたちから影響を受けたと思います。

Q.特徴的な筆の勢いは、中国で水墨画を学ばれたことも関係がありますか?
A.はい、水墨画といいますか、書の身体を使って全身で書く、
という感覚は大切です。
油彩や日本画では身体で描く、とはあまり言いませんね。
上海で水墨画の先生に学ばせていただいたとき、
爪を筆にして描く手法など教えていただきました。
ああ、そうか、手はとても万能な筆だ、と思いました。
好きな分量の絵具をつかんだり、離したり。
大作になればなるほど、僕は手を筆にして描きますね。
普段は、だいたい30号前後のキャンバスを持って出掛け、
風景画はパレットナイフで描き、人の絵は、筆。
今は、絵具をキャンバスに押し出して、くっつけて居合いのように剥がす、
というようなこともやっています。

Q.今回30年間の画業を俯瞰する回顧展がギャラリー桜の木軽井沢で
開催されます。みどころをご紹介下さい。
A.回顧展は初めてのことで、僕自身もとてもワクワクしています。
軽井沢がゆったりして気持ちのいい時期ですし、
雲場池への散歩は気持ち良いですよねー。
一番古いものは、パリ滞在中の1991年に、
日本に一時帰国して開催した展覧会で発表した4点組。
いま思うとやってはいけない恥ずかしいこともやっていて赤面しますが、
原点としての勢いがある!と言っていただけたので今回展示いたします。
未発表作も多いので、お越しいただく価値は、ある、と思います。
こんな時期ですが、みなさんにとって、少しでも幸せな時間になるよう
祈っています。

水野竜生回顧展1991-2020 in軽井沢

 水野竜生 作品 01〜11

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水野竜生作品01
アマリリス

技法     アクリル、アルミ箔、金箔/キャンバス
制作年    2007年
作品サイズ  S30(91cm×91cm)
額寸     現状額装未
備考     サイン有
価格     ¥850.000(税込価格¥935.000)※額代込みのお値段です
【額装について】
当社推奨額装にて制作致します。
額およびマットの色は、お選びいただけます。
推奨額装以外でご希望の場合、別途お見積にて制作致します。お気軽にご相談下さい。

スクエアの画面に大きく一輪の花、という構図の始まりの絵画。

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作品はギャラリー桜の木銀座本店、または軽井沢店にてご覧頂けます。

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