2022.12.13 tue

中西 和 

つくり手と鑑賞者が絵画を介して共有できる『いい気分』とは

“描きたいものを描きたい風に” と描くなかで創り上げられた独自の技法「洗い出し」 中西和先生は、1947年奈良の大和高田市に生まれ、金沢美術工芸大学では油画科に学び、1972年東京に移住。1985年頃にテンペラや油彩の表現から転向、現在の『描いて、洗う』と... » 続きを読む

2022.10.20 thu

岩田 壮平

花にひそむ、天然の情緒を生け捕る画人

花屋さんの花と土から咲く花とでは、やっぱり全然ちがいます。 こうして咲く花を訪ね歩くのは、創作の源、私にとって必要な日々の営みです 都立神代植物公園は、およそ5000種・10万本の植物が植えられている、都立唯一の植物公園です。武蔵野の良い空気が漂います。 ... » 続きを読む

2022.3.11 fri

UNDER50 出品作家インタビュー

UNDER 50  日本の美、凛々と。 

大和田いずみ   田中みぎわ   佐々木理恵子   橘京身   阪本トクロウ   小倉亜矢子   野依幸治   坂井直樹 &nb... » 続きを読む

2021.10.13 wed

水野 竜生

大地と太陽の愛に抱かれる

明ける空 朝靄の空気にけぶる太陽 光が地平線を照らし始めるとき 生命は天体と天体の大きな愛に抱かれる Q. 先生のこの色彩は、どこからやってくるのでしょう? A. もしも、影響されたとしたら、バレエの衣装かなぁ、と思います。幼い頃からバレエの世界は身... » 続きを読む

2021.8.10 tue

平松 礼二

"江戸・ニッポンの美への驚愕"が起爆剤となった印象派から100年の時を越えて

印象派が格闘した光を金による表現で自分が描く日本画に持ち込んでみようと [岩関] 昨夜遅くまでお作品を描いていらっしゃったと伺いました。お疲れのところお時間をいただきましてありがとうございます。   [平松] 昨年末から昨夜1時まで、今... » 続きを読む

2020.6.15 mon

田中 みぎわ

自分の中の確固たるイメージと、墨が織りなす偶然性とを対話させていくことが、水墨を描く面白さだと感じています

Ⅰ. 石垣島の雲   今、私は墨と水で描いています。最初に、墨を使って描くようになったきっかけをお話しさせていただきます。 小さい頃からずっと自然が好きで山や木々など風景を描いていたのですが、学生時代に初めて雲を描いた時、「雲は人の心を... » 続きを読む

2020.2.1 sat

篠田 桃紅

本年99歳 世界に誇る偉大な女性芸術家のいま

抽象画は、観る人によっていろんな空間が無限に拡がるけれど、 字を書いたときは、ひとつの世界、ひとつの空間を楽しむという、また違う世界。 わたしのなかには、ふたつあるの。 5歳で墨に親しみ、14歳で墨の美しさに魅かれ、30代で既成の書のかたちにとらわれない... » 続きを読む

2019.2.22 fri

林 美木子

平安の昔 御姫様たちが遊ばれた 有職の美を現代に

林美木子「錦花鳥屏風」 六曲一双 各102×54 [岩関] (アトリエで制作中の人形を拝見して) うわぁ、凄い!小さい!可愛い! 帽子も獅子頭も、人形ができてから作ってるんですよ。この仕事をはじめる前、博物館で洛中洛外図を見たときにガラスケースの中... » 続きを読む

2014.3.4 tue

泉田 之也

見たことがないのに、どこか懐かしい 土の姿を産みだすひと

  押しつぶさそうになるほどの緊張感が、心の中にある形のないものを形にする原動力になることが多いですね(笑)私の場合は、幸せ満杯な時よりも、ストレスがあるほど、エッジの効いたものが産まれてくる。我ながら無茶したな、と思うものほどいいものができた、という実感が... » 続きを読む

2013.10.4 fri

宮村 秀明

アメリカ、ボストンを拠点に活躍する日本人陶芸家  日本における第二回目の個展に寄せて

好きだから。ね。成功率が低くてもしょうがないんです。 どれがうまくいくかは、僕はコントロールできない。悟りの境地というか(笑)、好きなものが出てくるまで、どんなに割れても失敗しても、しょうがないですよね。そりゃあつらいですけど、いちいちそこを気にしていたら前... » 続きを読む