三代 叶 松谷  vol.1 “松の器”

2020.12.18

三代 叶 松谷 vol.1 “松の器”

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叶 松谷 先生からのプライベートメッセージ


レストランや、最近は和食の店でも白い器が増えてきています。
僕はそれが残念で、美味しかったらシェフを呼んで、「白い皿に線1本、店のマーク一つでもいいが、店の特徴を入れたら、今日はこっちを向けて、次はこうしようと、毎日来るお客さんにも雰囲気が違って見せられる、お客さんのこと大事に考えるのが大切なんちゃうんかな」と、話すこともあります。

器が季節知らずの白いものが主流になってきたことで、季節を楽しむ心が器から消えてきたように思います。
ご家庭でも、できれば特別な日に特別な器をひとつ加えて、もともとあった日本の食文化を楽しんでほしいと思います。

叶 松谷

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叶松谷 作品01
古清水意松画 向附

技法     磁器
作品サイズ  18cm×9cm×高さ3.5cm
備考     刻印あり
価格     ¥20.000(税込価格¥22.000)

 

描かれているのは「根引きの松」。平安時代の貴族たちが、一月最初の子の日に、野に出て根のついた小松を抜いた遊びに由来する。
松は長寿の象徴。正月にふさわしい吉祥の器。ろくろ成型によるもの。

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叶松谷 作品02
古清水意松梅皿 

技法     磁器
作品サイズ  9.5cm×16cm×高さ2cm
備考     刻印あり
価格     ¥25.000(税込価格¥27.500)

 

松を象った形に梅の絵柄。「映える」形。
使い手側がひねって、笹を添えると松竹梅。
梅の図柄に梅のお菓子をのせるのも楽しい。

11_染付松金彩鶴ポット_Φ11.5×21×H19 (2)
11_染付松金彩鶴ポット_Φ11.5×21×H19 (1)
11_染付松金彩鶴ポット_Φ11.5×21×H19 (2)
11_染付松金彩鶴ポット_Φ11.5×21×H19 (1)

叶松谷 作品03
染付松金彩鶴 ポット

技法     磁器
作品サイズ  Φ11.5cm×21cm×高さ19cm
備考     銘あり
価格     ¥350.000(税込価格¥385.000)

 

近年手掛けている、洋の器に和の柄。松と鶴は絵柄としてつき物の吉祥柄。

卓上に置いた時に映える端正な形。使いやすさも考えられていて、蓋を押さえた時に湯気に触れないように、蓋の注ぎ口側に孔が開けてあり、注ぎ口も胴の下方からつけられ注ぎやすいように作られている。

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サイン(カップ)
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サイン(カップ)

叶松谷 作品04
染付松金彩鶴 カップ・ソーサー

技法     磁器
作品サイズ  カップ Φ8.3cm×高さ6.2cm
作品サイズ  ソーサー Φ16cm×高さ2.3cm
備考     カップ、ソーサー共に銘あり
価格     ¥55.000(税込価格¥60.500)

 

松と鶴が二つの面に描き分けられているので、カップとソーサーの向きの組み合わせを変えて使うのも一層めでたさが演出できそう。
カップの高台は花の形、飲んでいるときに目に留まれば会話のきっかけに。

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4_作品上
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叶松谷 作品05
祥瑞意 間取古紋 徳利

技法     磁器
作品サイズ  Φ7cm×高さ15.5cm
備考     刻印あり
価格     ¥48.000(税込価格¥52.800)

 

繊細で緻密に描かれた祥瑞文様の徳利。
鋳込みによる成型。型は自身で掘りおこし作っている。

 

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叶松谷 作品06
染付松竹梅 徳利

技法     磁器
作品サイズ  Φ6.5cm×高さ10cm
備考     銘あり
価格     ¥45.000(税込価格¥49.500)

 

二羽の鳥も愛らしい、めでた尽くしの絵柄。ハレの日や慶事に祝いの気持ちを表せる徳利。

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叶松谷 作品07
染付雲鶴輪花 ぐい呑

技法     磁器
作品サイズ  Φ6.3cm×高さ3.5cm
備考     刻印あり
価格     ¥30.000(税込価格¥33.000)

 

伝統的な雲鶴の絵柄。中には松竹梅が描かれている。

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叶松谷 作品08
赤絵柘榴 小附

技法     磁器
作品サイズ  6.3cm×6.3cm×高さ3cm
備考     刻印あり
価格     ¥18.000(税込価格¥19.800)

 

赤絵が華やかな器。食べ終わった後には福禄寿の文字が現れる。

◆ 編集後記 ◆

銀座の街を歩く粋でおしゃれな男性を特集した雑誌「Dannasm」に、叶先生のお写真が!

ダークなこげ茶の三つ揃えのスーツにグレージュ色のエルメスのお帽子。

銀座を歩いていたら写真を撮らせてくださいと、声をかけられたそうです。

写真の隣のページには、“銀座に生きる粋なダンナたち” “受け継がれる銀座の格式”の文字が。

素敵ーッ!と思わず声が大きくなってしまいましたが、「帽子が綺麗ですから」と謙遜される先生でした。

アトリエからこんにちは 叶松谷 vol.2 “湯碗” 2021年1月

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