30周年の記念の事業、この機会にどのような仕事をのこせるか、桜の木だからこそできる、次世代にまで伝えていける仕事とはなんだろう、と皆で考えました。
繋ぎ手としての役割を見つめ、創り手と楽しむ人とのあいだにある「扇の要」でありたい。そう考え、20年来ご紹介させて頂き、今、世界中の多くの人々に求められている平松礼二先生に、日本の美を季節ごとに楽しむことのできる、小品版画シリーズの制作をお願いいたしました。
弊社が版画の出版元になるのは創業以来初めての取り組み。国内のみならず、お問い合わせの多い海外の方々へもお届けしたい! そんな思いもあり、伝統的木版画での刷版を検討いたしましたところ、平松礼二先生より、「せっかくだから日本の最先端技術で行こう!」とご提案いただき、世界初のフレスコグラフに決定いたしました。
結果、完成いたしました版画の6つの特色を解説させていただきます。