ブラジリエ

ブラジリエ

Andre Brasilier

パリのエコール・デ・ボザール(国立芸術大学)でブリアンションのもとに絵を学ぶ。59年ムルロー工房で初めてリトグラフィーを制作。この頃からサロン・ドートンヌ、青年絵画展、エコール・ド・パリ展、サロン・デ・チュイルリー、コンパレゾン展などに参加、作家活動を展開する。

 

シンプルなコンポジションと洗練された色彩で馬や女性像を描く。穏やかな詩情とフランス的な感覚に満ちている。日本画家の東山魁夷と親交が深かった。

主な作品収蔵先

フランス政府、パリ美術館、オランダ美術館等

年譜

1929年 フランスのソーミュールに画家の両親の元に生まれる
1949年 パリのエコール・デ・ボーザールに入学、モーリス・ブリアンションのアトリエで学ぶ
1952年 フロレンス・ブリュメンタル賞を受賞
1953年 ローマ賞絵画部門のグランプリ受賞
1959年 ムルロー工房で最初のリトグラフを制作 / シャンタル・ドートリーヴと結婚
1960年 ヴェイユ画廊(フランス・パリ)にて個展
1961年 青年画家展にてシャルル・モレ賞受賞 / ルペーニュに館を購入
1962年 シュールロット賞を受賞
サロン・ドートンヌ委員、サロン・デ・チュイルリー委員となる
1969年 東京で初個展
1974年 個展のため初来日
1977年 東山魁夷画伯に、壁画制作中の唐招提寺(奈良)に招待される
1980年 シュノンソー城(フランス・ロワール地方)にて、作品100点余を集めた初の回顧展
1984年 パリ、モナコ、東京で大作リトグラフと陶器展開催
1988年 南仏アンティーブのピカソ美術館にて回顧展。カナダ、西ドイツでも開催
1989年 アンジェにおいて回顧展が開催され、金の木馬賞(アンジェ市名誉勲章)を授与される
1992年 東京、大阪、札幌、福岡にて巡回展「ブラジリエのブラジリエ展」開催
2005年 エルミタージュ美術館(ロシア・サンクトペテルブルク)にて回顧展
2010年 シュノンソー城にて代表作40点による個展
2013年 オペラギャラリー(イギリス・ロンドン)にて未発表作品30点による個展

展覧会情報
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