2018.8.10 fri
軽井沢「特集展示〝Dream Box” homage to Kyohei Fujita」 8/13より開催です!
今年、軽井沢店は 満15歳となりました。
この土地は、事業用借地権で15年、として契約させて頂いたものですから、
本年以降も、「続けさせていただける喜び」でいっぱいでございます。
今後も引き続き、みなさま、どうぞよろしくおねがいいたします。
2003年の出店したばかりの頃の
アルバムをめくっていましたら、
どれだけ、多くの方々にあのとき励ましていただいたか、
波のように、次から次へと思い出されました。
ひとつひとつ、その感謝を、
”かたち”にしてゆこう
と思いました。
。
ガラスの分野で初の文化勲章を受章されたニュースがかけめぐった2002年、
タイミングよく銀座での個展をお願いをしていたギャラリー桜の木では、
光栄にも受章後初の個展を開催させていただきました。
藤田喬平先生のそのときのお話のなかで、
忘れられないお話が、
文化勲章受章の理由となった、
飾筥シリーズが、海外で
「Dream Box」と呼ばれるようになったきっかけのエピソードです。
藤田先生の作品は、本当に、
海外で広く愛され、
そして尊敬されていました。
きっと、あの口調で、
1975年のデンマークでの講演会の折
質問者にむけて、おっしゃったのではないでしょうか。
「これは何を入れるものですかって・・・?
・・・そりゃあ、夢だよ。」
その後、海外の研究者たちは、
飾筥シリーズをDream Boxとよびはじめ、書籍もそのタイトルで刊行されています。
軽井沢は、芸術家の愛する街でもあります。
藤田喬平先生の、夢を入れるハコ、というイデアを
ひとつのきっかけとして、
現代輝く工芸家のみなさまに、
とてもとても特別なハコを創作いただきました。
この主題と、この展示に・・・
先生方が、作品に込めて制作下さった、
重力の磁場のようなものが産まれております
是非、ご覧いただきたい展覧会です。
夏の軽井沢で、お待ちいたしております。