ロバート・ウィン&箭内 ゆうり
Robert James Wynne and Yuri Yanai
ロバート・ジェームス・ウィン
Robert James Wynne
1959.- オーストラリア・ヴィクトリア州・ヤッラム生まれ
現代オーストラリアを代表するガラスアーティスト。
ガラスを吹く舞踏のような身のこなしと、素材から造形に至るまでの一瞬の刹那に引き込まれ、陶芸からガラス世界に転身。
古代ローマのガラス文化、1900-20年代のアールデコなど、古典的な芸術に立地した上でシュールレアリスムの要素を加え、純粋な形状と鮮やかな色彩によって「空間を高揚するガラス」世界を確立。オーストラリアをはじめ、アメリカ、スペイン、デンマークなど世界各地にて招待出品、個展開催。
シドニー芸術大学、シドニー大学などで教鞭をとり、現在デニセン・ガラス・スタジオを主宰。
後進の育成にあたりながら、アメリカ、マレーシア、香港の芸術家、デザイナーと共同制作によって他芸術との交流を楽しむ。
箭内ゆうり
Yanai Yuri
1973.2.28- 東京生まれ、現在オーストラリア在住。
1995年東京ガラス工芸研究社卒業。
アイルランドでのウォーターフォード・クリスタルにおけるガラス吹きを体験し、その世界に深く感動を覚え、ガラス制作の道へ。エズラ・ガラス、能登島ガラススタジオなどのガラスのワークショップに参加。アイルランド、イタリア・ムラーノにて研修。白石ガラス工房、徳島ガラススタジオ、ブライアン・ハーストにおけるガラス制作を経て、単身オーストラリアに渡る。
現在、ロバート・ウィン氏が主宰するデニゼン・ガラス・スタジオに所属。
「オーストラリアのガラスの躍動感に触れ、爆発した伸びやかな感性と、独自の視点、あくなき探究心が、デニゼン・ガラス・スタジオにもたらした影響は大きく、作家箭内ゆうりのなかでも、2つの文化のエキサイティングなブレンドが起こっている」とロバート・ウィン氏は評している。
2014年 Kirra Illuminating Glass Award 大賞受賞
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