室瀬和美
Murose Kazumi
幼少より漆芸家の父・室瀬春二の仕事にふれ、漆芸の道へ。東京藝術大学入学後、松田権六・田口善国に学び、蒔絵を志す。同大学院美術研究科漆芸専攻修了後、創作と漆工文化財の保存修理に取り組み、1991年、目白漆芸文化財研究所を開設。2008年、重要無形文化財「蒔絵」保持者に認定。漆文化を未来につなぐべく、漆の魅力を国内外に発信している。著書に『漆の文化』『Maki-e Urushi室瀬和美作品集』『漆と伝統』など。
現在
重要無形文化財「蒔絵」保持者
公益社団法人日本工芸会副理事長/公益財団法人岡田茂吉美術文化財団代表理事
漆工史学会理事/公益財団法人日本文化藝術財団理事/東京国立博物館 評議員
公益財団法人 徳川黎明会 評議員/公益財団法人荏原畠山記念文化財団 評議員
学校法人東京医科大学 評議員/公益財団法人出光文化福祉財団 評議員
日本伝統工芸展 鑑審査委員
文化庁、東京芸藝術大学、東京国立近代美術館工芸館、ベルリン日独会館
メトロポリタン美術館、V&A博物館、大英博物館、MOA美術館、九州産業大学
成川美術館、豊田町香りの博物館、金刀比羅宮、神宮美術館、熱田神宮、祐天寺 他
1950年 東京都に生まれる
1970年 東京藝術大学美術学部工芸科入学
1973年 東京藝術大学 安宅賞受賞
1974年 東京藝術大学美術学部工芸科漆芸専攻卒業
1976年 東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了(修了制作大学買い上げ)
1981年 第21回伝統工芸新作展 東京都教育委員会賞受賞
1985年 第2回日本伝統漆芸展 日本工芸会賞受賞
1991年 目白漆芸文化財研究所を開設
1995年 ジャパニーズ・スタジオ・オブ・クラフト展出品(ロンドン・ヴィクトリア&アルバート美術館)
1996年 国宝「梅蒔絵手箱」三嶋大社蔵 模造制作(-1998)
2008年 重要無形文化財「蒔絵」保持者に認定。紫綬褒章受章
2013年 「工芸からKÔGEIへ」展出品(東京国立近代美術館工芸館)
2014年 「人間国宝の現在」展出品(東京国立博物館平成館)
2015年 漆の文化発信の拠点として目白漆學舎を開設
2016年 マッサーナ大学にて講演(バルセロナ)
2017年 個展(ロンドン・在英国日本大使館)/装飾美術館にて講演(マドリード)
バルセロナデザイン美術館にて講演(バルセロナ)/MOA美術館正面入口 漆塗扉制作
2018年 パリ装飾美術館にて講演(パリ)
2019年 MOA美術館特集陳列「人間国宝 室瀬和美の世界」
2021年 旭日小綬章受章


