田中 みぎわ 作品
田中 みぎわ 作品
田中 みぎわ 作品
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田中 みぎわ展 水の音が聴こえる
2010年6月5日(土)〜6月19日(土)
銀座ギャラリー桜の木

 

美しきかの河原
におい淡し水辺
土手に座り
蒼き風にあたれば
木々の間からは光こぼれ
みなもは輝き
心のうちをも照らし出す


日本画壇で今最も注目される若手女流作家・田中みぎわの最新作を展覧いたします。どうぞお愉しみくださいませ。

ギャラリー桜の木 銀座





田中 みぎわ
 田中 みぎわ

1974年
1995年 1997年
1999年

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4月



4月
5月
4月

1月
12月
東京都武蔵野市に生まれる
安宅賞受賞
東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
東京藝術大学大学院修士課程美術研究科日本画専攻修了
この年から沖縄県石垣島に渡り、一年半の間滞在し制作。
主に桃山時代以降の日本の水墨の系統を展覧した企画展
「墨戯魅惑の水墨画」(岡山県立美術館)
企画展「美術館ワンダーランド 自然のなかで」(長野 豊科近代美術館)
この年から三年間、熊本県菊池市の故祖父母の家にアトリエを構え制作。
企画展「GAIA '05」(熊本県立美術館分館)
「VOCA展 2005」(東京 上野の森美術館)府中市美術館賞受賞
公募展「第3回トリエンナーレ豊橋」(豊橋市美術博物館)野地耕一郎推奨
府中市美術館公開制作34「私は自然の一部でありたい」(東京 府中市美館)
北海道立釧路芸術館に〈天国の門〉(2000年制作)収蔵
府中市美術館に〈風のきよら〉(2004年制作)収蔵
この年から東京都武蔵野市に移動し制作。
「Art Shanghai 2007」(中国 上海世貿商城)
個展「さんざめく野の予感」(東京・銀座 ギャラリー桜の木)
企画展「ピクニックあるいは回避」(熊本市現代美術館)
この年から神奈川県茅ケ崎市に移動し制作
企画展「現代の水墨画 水墨表現の現在地点」(富山県水墨美術館/東京 練馬区立美術館)
企画展「PIANISSIMO 田中みぎわ/留守玲展―冬の浜辺から―」(茅ヶ崎市美術館)
 


〜展覧会によせて〜


悲しいときは水面が静かな水溜まりのような沼がやさしい。力みなぎるときは海がいい。

でもちょっと疲れているときは、川辺を歩くのがいいだろう。
歩くスピードと同じようにゆっくり流れて、毎日と同じようにゆるやかに蛇行しているから。

川の流れはいちばん身近な生活に寄り添っている。

土手に座って、瞼に温かい日差しの恵みを感じるのもいいだろう。
まだ少しひんやりした風を受けながら。

きっと、ちょっとした土の匂いや日差しの変化に、懐かしく焦がれる場所をつかの間の夢のように思い出す。



普段の生活のなかに、そのサイクルと定規だけでは割り切れない、溢れこぼれるものがある。
私たちはそれを感じることが出来る。
そしてそれを受けとめる小窓になる絵を、描きたいと思っている。
                                            
田中みぎわ
 


田中 みぎわ展 水の音が聴こえる 2010年6月5日(土)〜6月19日(土) 銀座ギャラリー桜の木


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